激動の2022年を締めくくるイベント 大盛況となったファンフェスタ2022!

激動の2022年を締めくくるイベント 大盛況となったファンフェスタ2022!

3年振りに有観客での開催となったファン感謝デー「中日ドラゴンズ ファンフェスタ2022〜りゅうのおんがえし〜」が、去年11月26日(土)に本拠地バンテリンドーム ナゴヤで行われた。笑いあり涙ありサプライズありと、大盛り上がりを見せたイベントの様子をレポート!

開場直後からコンコースには人!人!人!

 開場直後に多くの人がまず向かったのが、限定のカプセルトイ(いわゆるガチャ)。毎回新商品や限定品が出るたびに大量購入をするツワモノが見られるが、ご多分に漏れず、去年の名場面を振り返れるアクリルキーホルダーや引退した福留選手の限定ガチャを目当てに、この日も長蛇の列ができた。列の最後尾はドームの最上段の方まで延び、後から来た人は売り場のある2階からではなく、最初からエスカレーターでよきところまで上がってからの方が早く並べたとか……

 そして同様に長蛇の列を形成したが、飲食店などが並ぶコンコース内売店。特にこの日限定商品もあった選手プロデュースメニューを求める人々で賑わいを見せた。

 中でも真っ先に売り切れたのが、オリジナルデザインのスーベニアカップで提供された「京田ドリンク」。これまで自慢の守備同様にプロデュースメニューのハイクオリティさでファンを魅了してきた京田選手。この度DeNAにトレードが決まったが、移籍先の本拠地ハマスタはフードの充実振りに定評がある球場として有名だ。今年ハマスタ観戦を予定している人は、京田選手プロデュースメニューが食べられることを期待して待つのもいいだろう。

秘蔵トークや選手達の意外な素顔に興味津々

 郡司、髙橋宏両選手の挨拶で始まったイベント本編では、バラエティ能力の高い選手が会場を温めて、開始早々場内は湧いた。コミュスポ応援団のキャンペーンに当選した参加者からも「大野選手や柳選手が盛り上げようとしてくれて嬉しかった」という声があった。

 最初の企画「カラオケ王決定戦」で目立ったのが鈴木投手。松山千春のハイクオリティモノマネを披露し、歌唱能力とトークで観客を驚かせた。

 これには落合元監督のモノマネで有名な牧田さんが出演する某番組がオファーを検討したとかしないとか(※編集部注・たぶんしていません)。自身のInstagramアカウントのイラスト投稿でアーティスト肌の一面を見せてくれる鈴木投手。今後の動向が見逃せない選手のひとりだ。

 他にも各種企画が続々と行われて、観客を盛り上げた。リラックスした表情の選手たちを見ると、ファンとしても穏やかな気持ちになるようだ。

 座談会では、一部のファンがトークする選手たちを間近で観覧することができた。事前募集があった公式ファンクラブ及び各種キャンペーンの当選者のみに与えられた特権で、選手たちの間近に陣取った幸運なファンには、スタンドから羨望の眼差しが向けられた。

 コミュスポ応援団でもコミュファ光契約者向けにプレゼントキャンペーンを実施。当選者からは、「座談会を間近で見られて楽しかった」「座談会で『やっちゃった』の話が舞台の間近で見聞き出来てとても良かった」と、歓喜の声が続々と寄せられた。

 コミュスポ応援団では今後も限定キャンペーンを企画中とのことで、期待して待ちたい。

メインイベントの紅白戦で、ファンもびっくりのサプライズが?

 毎回選手たちの意外なプレーが飛び出す「ガチンコ紅白戦」では、試合前セレモニーでユニバーサルスタジオジャパンの人気キャラクター達が登場。本場仕込みのパフォーマンスを披露し、観客はプロのパフォーマンスに酔いしれた。

 試合では、後藤選手が加藤匠捕手(現ロッテ)以来となる140km超の速球で観客を唸らせたり、久々に根尾投手がショートの守備位置につくなど、見どころだらけの1戦となった。

 そして、ファンにとってはたまらないサプライズがあった。先日トレードが発表された京田、阿部両選手が1番ショート、2番セカンドで登場を果たしたのだ。

 電撃トレードが発表され、突然の退団が決まった2人のユニフォーム姿での登場に、場内は大いに湧いた。京田選手の打席では同期の柳投手が、阿部選手には大野投手がそれぞれ登板し、ドラゴンズの選手たちによる温かい演出に場内もほっこりとした雰囲気に包まれた。プロといえども、チームワークの良さが伺えるこういった場面はファンにとってたまらない。

 打席の後には2人とも慣れ親しんだ二遊間のポジションへつき、思わず涙ぐむファンも見られた。

 試合後のスピーチでは、阿部選手が「7年間、長いようで短い間でしたが、お世話になりました」と感慨深いコメントし、京田選手は「名古屋、ドラゴンズから離れることは寂しい」と、ファンの涙腺崩壊を誘うコメントを残して、最後は笑顔でファンに別れを告げた。

新ユニフォーム発表!来季の戦闘服はこれ!

 全てのプログラム終了後、今年から着用する新デザインのユニフォームがお披露目された。

 ホーム用は1987〜2003年までのドジャーススタイルを踏襲したデザインを採用。これは立浪監督が現役時代(1988〜2009年)に長く着用したことでも有名だ。話題となった前面の赤文字も、2012〜2013年版以来の復活となった。一方、ビジター用の胸文字はかつてないデザインのものを採用。デザイン性に優れており、女性ファンにとっても嬉しいデザインという印象。新ユニフォームがオンラインショップで販売開始されるや否やアクセスが殺到し、一時はサイトに繋がりにくい現象も見られた。このユニフォームを着て躍動する竜戦士たちの姿が待ち遠しい。

フィナーレで嬉しい出来事が!

 そして最後のフォトセッションで、嬉しいサプライズがあった。退団が決まった阿部、京田両選手を囲むようなかたちでの撮影となったのだ。

 ドラゴンズではおそらく最後となる2人のユニフォーム姿と、それを囲む選手たちのなんともエモい表情、この光景を間近で拝めたファンは、一生の思い出となったはずだ。

 コミュスポ応援団のキャンペーンに当選して参加したファンの声にあった「(2人の)最後のドラゴンズのユニフォーム姿が見られて感激しました」というひと言に、様々な思いが集約されている。

 閉演後の最寄駅までは、笑顔で帰路につくファンの姿を多く目にした。「ドラゴンズファンで良かった。来年も楽しみ」そう強く思わせてくれた今回のファンフェスタ。早くドラゴンズの試合が見たいが、今はまず選手のユニフォーム姿が見られる2月1日が待ちきれない!