国道19号線と東名高速道路が交わる春日井ICから程近くにある「IZUMIcafé&bistro」。フードコートやファストフードではなく、子どもを連れてのんびりとくつろぎながら食事を楽しめる場所をつくりたいと、2人の女の子のパパとママでもある谷本さんご夫婦が2016年にオープンしました。

オープン当時、長女が5歳で第2子が生まれたばかりだったことから、ご夫婦が子育てを通じて感じた「こんな店があったらいいな」という希望をこのお店に詰め込んだそうです。

店のアプローチのスロープや、バリアフリーで広々としたレイアウトの店内は、ベビーカーや車椅子でも移動がラクラク。

食事中に授乳をするママが肩身の狭い思いをすることなく、ゆっくりと快適に過ごしてほしいと、授乳室はカーテンではなく、扉付きの完全個室に。壁は花柄で気持ちが華やぐデザインになっています。

ベビー連れにうれしいお座敷席をはじめ、箱いっぱいのおもちゃが並ぶキッズコーナー、天気の良い日は外でも遊べるようにとオープンエアの屋外キッズスペースが設けられているなど、子どもの楽しみが尽きない工夫が随所に。パパもママも心おきなく食事を楽しめます。

子どもを連れて外食をする場合、キッズメニューをオーダーすると、メインの副菜といえば揚げ物が定番です。でも、揚げ物だけではなく野菜もしっかりバランスよく食べてほしいというのが親心。そんな思いに応えるために「IZUMIcafé&bistro」のキッズメニューでは、茹で野菜などできる限り副菜には野菜を取り入れ、彩り豊かに盛り付けて子どもの食欲を刺激します。

「普段、家ではなかなか手を付けない野菜メニューも、外で食べるという特別感があれば食べてくれる子が大半。子どもの野菜嫌いや食べず嫌いを解消するきっかけにもなると嬉しい」と谷本さん。

ハンバーグには米粉を使用するなどアレルギーにも配慮。離乳食を終えたばかりの子どもでも食べやすいようにとリゾットをメニューにラインナップするなど、ママが「子どもに食べさせたい」と思うメニューと、子どもが楽しみながら「食べたい」と思えるメニューづくりにこだわっています。

パパの育児参加が浸透しつつあるものの、育児の主役は「ママ」というイメージが未だに根強いものです。そこで「IZUMI café&bistro」では、育児中のパパも来店しやすいようにと女性トイレではなく、男女兼用で利用できる多目的トイレにオムツ換えシートを設置。パパがオムツ換えに行っている間、ママがゆっくり食事を楽しんだり、兄弟姉妹のお世話をしたりと、育児をシェアしながら食事を楽しめる嬉しい心づかいです。

またランチタイムにキッズと来店したパパには、ライス1杯無料でサービスする「パパ得」を実施。頑張るパパを応援しています。

店先には、子育て中のママたちが作った雑貨や、子ども用の通園・通学グッズなどを販売するクラフトコーナーも。また、骨盤ケアの講座やベビーマッサージ、フォト撮影会、スイーツ教室など、子育てファミリーが笑顔になり、コミュニケーションを深めるきっかけになるイベントも随時開催しています。

食、育児、仕事。どれも諦めず、楽しみながら過ごせるようにというオーナー夫妻の思いが行き届く「IZUMI café&bistro」。子育てファミリーにとって、オアシスのような場所として親しまれています。