ビックン&ハッケンがゆく!東海エリアのお出かけスポット「アクア・トトぎふ」

ビックン&ハッケンがゆく!東海エリアのお出かけスポット「アクア・トトぎふ」

目次

色とりどりで華やかなサンゴ礁にすむ魚。それに比べて「淡水魚って地味よね」と思っているそこのあなた!それ、実は大きな誤解です!確かにカラフル……とはいえないけれど、スケールの大きさと生命の神秘を感じられるのはむしろ淡水魚の方!?

大きいものでは4mにまで成長するという世界最大級の淡水魚ピラルク―から、見た目はちょっと不気味!?だけど絶滅が危ぶまれているオオサンショウウオにも出会える。それが世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふです。

さらに、子連れでのお出かけにうれしい工夫についても徹底解説!行ったことがある人も気づいていないかもしれない、アクア・トトぎふの“優しいヒミツ”にも迫ります。

「アクア・トトぎふに来たら絶対コレ見て!」
広報さんおススメの淡水魚&生きもの

淡水魚=メダカやフナは知っているけど他って何がいる?と、詳しくないという人も多いはず。そこでアクア・トトぎふに来たら、特に注目してほしい生きものを広報の北川さんにお聞きしました。

その1
ナマズのイメージが覆る大きさ!
未だに謎が多いメコンオオナマズ

これが本当に川に泳いでいるの!?とメコン川のスケールの大きさに圧倒されるほど大きいメコンオオナマズ。広報の北川さんによると「メコンオオナマズ、絶食する期間があるのです」。となると、まるまるとしたプロポーションに影響が出そうですが、実はそうでもないのだとか。「メコンオオナマズ、なぜ絶食するのかハッキリとはわかっていません。メコン川流域の雨季と乾季の影響か?という説もあるようですが……まだまだ謎の多い魚です」。
アクア・トトぎふを訪れた子どもたちが、未来のサカナ博士となり、この謎を解明してくれるかも!?

その2
最大4mにもなる!
世界最大級の淡水魚ピラルク―

メコンオオナマズとともにアクア・トトぎふの“看板魚”なのがこのピラルク―。最大で4m、200㎏にもなる個体もいるという世界最大級の淡水魚です。子どもたちとのサイズの差にビックリ!

11時30分~はフィーディングウォッチ(エサを食べる様子の観察)が行なわれます。時間になると魚たちもそわそわしていてなんだか可愛い&賢さも感じます。

  • ピラルク―の口、こんなに大きく開くなんてビックリ!

バッシャーン!と大きな水しぶきを上げてエサを捕食する姿は、思わず後ずさりしてしまうほどダイナミック!アマゾンの水槽は他の魚たちも想像以上に大きいため、見ていると、まるで自分がとても小さくなったような気分になりました。

その3
動いている姿を見られたらラッキー!?
オオサンショウウオ

国の特別天然記念物であり、絶滅の危機にあるオオサンショウウオ。実はこんな風に泳いでいる姿を見れたら実はラッキー。本来夜行性のオオサンショウウオは、昼間は基本的に、ジ~ッとしています。

どこにいるかわかりますか?……よ~く見ないと、岩と見分けがつきません。

その4
水槽上部のメーターに注目!
デンキウナギ

デンキウナギが発電すると、それを感知して水槽の上にあるメーターがビビッ!と音を立てて光ります。種類によってはなんと800ボルトもの電気を放つとか……!その電気で獲物を気絶させるのだそう。ゆったりと泳ぐ姿からは想像できないちょっと、いえ、かなり怖い魚です。……絶対に川では会いたくないですね。

魚以外の川や池にまつわる生きものたちの展示も豊富!

魚の種類の豊富さにも驚きますが、淡水の周りを住みかとするいきものの展示も豊富です。ノシノシと歩く姿が風格すら感じるゾウガメ、ワニといえば獰猛なイメージがありますが大きなまんまるの瞳が可愛いニシアフリカコガタワニも意外な人気者。

 

 

 

そして、まるでアーティストがペイントしたかのようなキオビヤドクガエルやアイゾメヤドクガエルなど、カエルの概念を覆すようなアートな姿をしたカエルの展示も。
もうここまでくると「淡水にいる生きもの=地味な生きもの」なんていう先入観、消えてしまいます!

  • こんなにカラフルなカエルがいるなんてビックリだわ~ん!他にはどんなカエルがいるか興味がわいてきたわ~ん!

薄暗い通路が多くても、不思議と迷子になりにくい。
実は「子ども目線」を大切にしている水族館だった!

アクア・トトぎふは、全館バリアフリーで車いすはもちろん、ベビーカーでも安心!入館したらまず一気に最上階である4階へ移動します。というのも、館内は「長良川上流から河口まで下っていき、アジア、アフリカ、南米の河川へ」というルートでつくられており、4階から1階の出口までは終始一方通行。

そのため、迷子の心配が少ないのです。これまでに行ったことがある、という人も、この構造に気づいていましたか?

こちらは1階のアマゾン川エリアへと下るスロープ。植物がアマゾンのジャングルっぽい雰囲気!地域ごとの特色が、スロープ周りの壁にも表現されているので(中には小さな水槽があるエリアも!)ただ通り過ぎてしまうのはもったいないですよ!

そしてもう1つ。水族館ではさまざまな水槽がありますが、アクア・トトぎふの水槽は、子どもたちが背伸びしなくてもいいような低めの高さの水槽。

だから水槽を見るたびに「見えないから抱っこして~!」、なんてことも少なく、大人もゆったり生きものを観察できるのです。

  • 僕でも背伸びせずに見られるから、好きな魚をめいっぱい楽しめたよ!

そしてこのように、

床部分から水槽になっているエリアもたくさんあります。広報の北川さんによると「お子様は、まるで水中散歩をしているような感覚で魚や生きものたちの姿を観察できるはずです」。そして「今はインターネットや動画サイトで珍しい生きものを見ることはできるでしょう。でもそれだと動画内の動きだけしか見えないですよね。本物を見るのとは衝撃が全然違うと思います」とも語ります。

子どもたちにとっては、自分たちの背丈より大きな魚たちを見上げることはインパクトのある貴重な経験。忘れられない思い出になりそうです。

たとえばこれは水族館でよくある滝の演出……で終わらないのがアクア・トトぎふ。

滝は裏側からも見えますし、

滝つぼにいるサツキマスの様子まで観察することができます。このサツキマス、実は釣り人の間では「幻の魚」と言われています。
アマゴと同じ魚ですが、アマゴは川のみで一生を終えます。しかし、サツキマスは海に下っていきます。一説によると生存競争に敗れた個体が海へ行くのではないか、といわれているそうです。

また、4階からは3階に展示されているコツメカワウソがすばしっこく走り回る姿も観察でき、いろんな角度から生きものを観察することができます。

3階では間近でこんな愛くるしい姿を見ることもできます。

コツメカワウソの他にも、上から、そして水中から。いろんな角度で見学できる水槽がたくさんあるので、ぜひあちこち見比べてみてみましょう!

期間限定の特別展に毎回こだわりすぎている水族館でもある!

アクア・トトぎふは2回分の入場料で年パスが買えること、そして高速道路からのアクセスがスムーズで岐阜県外からのアクセスも良好なことからリピーターが多い水族館でもあります。

そして期間限定の特別展が、毎回目の付け所が秀逸・かつマニアックと淡水魚ファンをざわつかせているとか…!?なぜそこまで力を入れるのでしょうか!?

「淡水魚は、世界中つながっている海にいる海水魚と違って、各地域の気候や環境の特徴が現れやすいという特徴があります。すると、どうしても館内の常設展示だけでは紹介しきれないエリアの生きものが出てきます。かといってアマゾンの水槽にオーストラリアの魚を入れる、なんてこともできませんから(笑)。だからこそ、常設展ではなかなか紹介しきれない種類や地域の生きものを知っていただくための企画展をスタッフ一同考え抜いて企画しているんです」と情熱を込めて語る広報の北川さん。
毎回、来るたびに新しい驚きと発見がある水族館、それがアクア・トトぎふなのです。

ビックンハッケンの担当者さんインタビュー

Q淡水魚って、ちょっと地味なイメージだったけど、大きい魚やカラフルな魚、ビックリだらけの水族館だったよ!

広報 北川さん:初めてアクア・トトぎふにいらっしゃるお客様は、ビックンのように「淡水魚かぁ……」とあまり期待せずに来る、という方も少なくありません。しかし、そういったお客様が、館内を見ていくうちにどんどん「えっ、こんなに大きな魚もいるの!?」「フグって淡水にもいるんだ」「この魚、顔つきがユニーク!」と、今までしらなかった淡水魚ならではの特徴を見てどんどん引き込まれていく様子を見ると、スタッフ一同は「やった!」と心でガッツポーズをしていますよ!

鋭い牙の迫力に、お客さんたちがビックリするというゴライアスタイガーフィッシュ。

Q展示方法もユニークだね!まるで本当に長良川やアマゾンにいるみたいだったよ。

広報 北川さん:4階の長良川上流の風景は、実際に源流付近までスタッフが行って、現地調査を実施して岩や倒木の雰囲気をしっかり再現しています。

見た目がリアルなだけでなく、現地そのままの生態系が水槽のなかで再現され、命のサイクルが生まれるといいなと思っています。

Qアクア・トトぎふをもっと楽しむコツがあったら教えてほしいな!

広報北川さん:さっきの質問でもお答えしたのですが、淡水魚はその地域や気候に大きな影響を受けて進化を遂げたものが多いです。そのため、アマゾンではスコールの演出で稲光りの音や光の演出をしたり、鳥の鳴き声を流したりと、目だけではなく耳でもその地域の特徴を感じられる演出もしているので、ぜひそのあたりも楽しんでいただきたいですね。

水槽の展示だけではなく、メコン川とアマゾンエリアに行く前には、研究所や船のようなゾーンも。こういった館内の雰囲気づくりも魅力。冒険気分が高まります!

いかがでしたか?色だけを見れば「地味」と思われがちな淡水魚ですが、意外な生態やちょっとビックリ!なインパクトのある見た目のものまで、奥が深~い!と感じませんでしたか。
また、ここまで淡水魚や貴重な水辺の生物が揃っているのは東海エリア、いえ、世界的に見てもアクア・トトぎふは最大級だとか!

今まで見たこともなかった外国の珍しいいきものに興味が広がることはもちろん、私たちの身近にある田んぼや用水路にも淡水魚は住んでいるため、淡水魚を知ることで、子どもたちには身の回りの自然を守る意識も芽生えるかもしれませんね。

  • メダカから外国にしかいない珍しい魚まで、いろいろ見れて楽しかったな!淡水魚についてもっと知りたくなったよ!

  • 今まで見たことがない、初めましての魚や生き物が多くてとっても楽しかったわ~ん!メコンオオナマズは大きさにもビックリしたわ~ん!

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

住所:岐阜県各務原市川島笠田町1453
電話番号:0586-89-8200
営業時間:平日9:30~17:00(最終入館は16:00)、土日祝9:30~18:00(最終入館は17:00)
※営業時間は変更になる場合があります。また、やむを得ず臨時休館する場合があります。お出かけ前には、公式ホームページで最新情報をご確認ください。 入館料金:大人 1540円(65歳以上で年齢を証明するものをお持ちの方は1390円)、中学生・高校生 1130円、小学生 770円、幼児(3歳以上) 380円
・障がい者手帳などをお持ちの方は、ご本人様と付添者1名が半額となります。(詳しくはお問い合わせください)※10円未満は切り上げ
公式 HP:https://aquatotto.com

子ども向け施設一覧

●おむつ替えシート(多目的トイレがあるので男女利用可) ◎
●ベビーカー貸出し ◎
●授乳室 ◎
●子供向けメニュー ◎※1
●アレルギーメニュー ×※1
●ミルク用のお湯 ×
●おむつの販売 ×
●離乳食持ち込み可 ◎
※1 アロワナガーデンの情報

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