【伊賀流忍者博物館】三重県伊賀市でからくり忍者屋敷や忍者実演ショーを見学!

【伊賀流忍者博物館】三重県伊賀市でからくり忍者屋敷や忍者実演ショーを見学!

 

目次

 

伊賀流忍者博物館」は、伊賀上野城や芭蕉翁記念館、俳聖殿などの名所・旧跡が数多くそろう上野公園内にある、忍者をテーマにした博物館。
世界トップクラスの忍術資料を誇っています。

 

「からくり忍者屋敷」「忍術体験館」「忍者伝承館」の3つの施設からなり、見どころが盛りだくさん!
江戸時代末期の土豪屋敷を移築した「からくり忍者屋敷」では、忍者がさまざまなからくりを案内してくれます。

 

また、忍者に関する貴重な資料を集めた「忍術体験館」や「忍者伝承館」があり、本物の忍者道具や資料を見ることができます。
この他、忍術実演ショーや手裏剣打ち体験、忍者グッズやお土産など、親子で忍者の世界に浸れる多彩な体験もあります。
その魅力を詳しく紹介していきましょう。

 

伊賀流忍者博物館へのアクセス

電車を利用する場合、JR関西本線「伊賀上野駅」から、忍者ペイント列車の伊賀鉄道に乗り換え、「上野市駅」を降りれば、「伊賀流忍者博物館」のある上野公園はすぐそばにあります。

 

自動車の場合、名古屋、大阪からは名阪国道(自動車専用道路)を利用して、伊賀市の中心部近くまでアクセスできます。
駐車場は、上野公園周辺に有料の市営駐車場が複数ありますので、そちらを利用してください。

 

伊賀流忍者博物館の入館料

入館料は、大人(高校生以上)800円、子ども(4歳〜中学生)500円となっています。

 

伊賀流忍者博物館の5つの見どころ

忍者が「からくり忍者屋敷」をご案内

江戸時代末期の土豪屋敷を移築した「からくり忍者屋敷」には、忍者ものの漫画やアニメで目にしたような、驚く仕掛けがそこかしこに。

 

「どんでん返し」や「隠し階段」、「仕掛け戸」、「刀隠し」などのからくりを、忍者やくノ一(女性忍者)が、実演しながら案内してくれます。

 

忍者屋敷には、当時としては最先端技術である火薬の調合方法や忍術を守るために、様々な仕掛けが設けられていたのです。

 

忍術体験館で忍者のことをもっと知ろう!

「忍者資料館」にある「忍術体験館」では、当時使われていた忍者の道具「忍具」の実物やレプリカを400点以上展示しています。

 

忍者が自分たちの技について記録した忍術書には、数々の忍具が描かれています。
その忍術書をもとに製作されたレプリカの忍具や、お馴染みの手裏剣や水蜘蛛などの忍具が見られます。
また、ミニシアターでは映像を通じて忍者たちがいかにして身を守っていたのかを知ることができます。

 

忍者伝承館では、忍者の暮らしぶりを体感

忍者の歴史や生活を紹介している施設が、米蔵を改装した「忍者伝承館」です。
忍者たちの暮らしぶりは、昔の人々の知恵の結晶であり、現代の私たちの暮らしにも通じるものがあります。

 

また、伊賀・甲賀の忍者が信仰した神仏を描いた「忍者曼荼羅」も見学できます。

 

迫力ある忍術実演ショーを味わって

伊賀流忍者博物館の中で、子どもたちに人気なのが、伊賀忍者特殊集団「阿修羅」による忍術実演ショーです。
このショーでは、戦国時代に忍者が使用していた真剣や手裏剣、火薬などの忍具を使用した、迫力あるパフォーマンスが楽しめます。
博物館の中に展示されているような武器や道具を使って、忍者が実際にどのように戦い、自分の身を守ったのかを、より深く学べます。

 

伊賀忍者特殊集団「阿修羅」は、伊賀流忍術発祥の地、三重県伊賀市が世界に誇る「NINJA」を世に広めようと、忍者の歴史の残し方、伝え方を追求している団体です。

 

目の前で繰り広げられるスピードとパワーあふれるアクションは、ハラハラドキドキです。
技の数だけ演目があるという多彩な実演を、ぜひ親子で堪能してください。

 

料金

1人500円

※忍者博物館の入館料とは別料金
※休演日があるため、本記事最下部の施設情報にある公式ホームページで事前に確認してください。

 

忍者気分で手裏剣打ちも体験できる!

忍者も学んだ武術の一つである、手裏剣打ちが体験できます。
本物の手裏剣はずっしりと重く、回転を上手く合わせて打てば的にグサリと刺さるかもしれません!
ぜひ、忍者になった気分で、親子で体験してみましょう。

 

料金

6枚300円〜

※本物の手裏剣を使うため、体験時はスタッフの指示に従ってください。。

 

さらに忍者気分を味わうには!?

伊賀市内には、「忍者変身処」という忍者衣装のレンタルを手がけているお店や施設が、各所にあります。
伊賀流忍者博物館から一番近い「忍者変身処」は、「だんじり会館」にあります。
こちらで、家族で忍者に変身して、伊賀流忍者博物館をはじめ、伊賀市のまちを散策してみませんか。

 

伊賀流忍者博物館に展示されている伊賀流忍者とは?

忍術とは?

忍術とは、「忍び」本来の意味では、敵軍に潜行する情報収集をはじめ、変装術や心理学を含む密偵術のことを指します。
広い意味では、江戸時代の忍術伝書に記されるような、密偵術を含む剣術や火術、呪術、薬学、天文学などの総合的なものが含まれます。

 

伊賀流忍術博物館では、忍術伝書の中から「密偵術」の部分を大きく取り上げ、様々な民俗資料や術の解説についての展示を中心に行なっています。

 

伊賀忍者の歴史

忍術を使う人を「忍者」と呼びますが、忍術の起源には多くの説があり、始祖などもはっきりしていません。
伊賀の場合、鎌倉時代に荘園の中で発生した「悪党」に起源があると考えられています。

 

「悪党」とは、土着の地主のような人の中で、寺院や貴族の領地である荘園に対して、反抗的な行動をとった人たちのことを言います。
悪党は、荘園領主に対して奇襲や撹乱などの戦法を行いました。

 

室町時代には、悪党の血を引いた「地侍」が頭角を表します。
戦国時代、地侍は古記録に「伊賀衆」として登場し、周辺各地の戦国大名に従軍し、傭兵として出陣したことがわかっています。
その戦術は、夜襲や密かに忍び入り火を放つことが中心だったそうです。

 

江戸時代には、忍びと呼ばれた人々の子孫は「伊賀者」として、参勤交代の際の藩主の護衛役や国内の情報収集にあたったり、帯刀を許され、各村の自治を任されたりしました。

 

このように、伊賀流忍術の根本は修験山伏の使った術が、悪党や山伏へと引き継がれ、それが時代と共に変化し、江戸時代になって伝書にあるような広い意味での忍術として、まとめられたと考えられています。

 

伊賀流忍者博物館のお土産

おみやげ処「Ninja坊」では、忍者の里である伊賀ならではの忍者グッズを取りそろえています。
ゴム手裏剣やゴム苦無(クナイ)、伊賀限定品のTシャツ、しおりなどのオリジナルグッズ、布小物、書籍など、ここでしか買えないお土産を、ぜひ旅の思い出にゲットしましょう。

 

写真右は新商品の一つ「伊賀流味覚修行アイス忍くろ(しのくろ)」。

 

伊賀流忍者博物館のトイレや駐車場情報

駐車場は市営駐車場を利用

伊賀流忍者博物館に専用の駐車場はありません。
上野公園周辺には複数の市営駐車場(有料)が設けられていますので、そちらを利用しましょう。

 

館内にトイレはなし。近隣のトイレを使用

伊賀流忍者博物館の館内にトイレはありませんが、近隣の上野公園観光案内所や、公園内レストハウスに隣接したところにトイレがあります。
多目的トイレは、上野公園観光案内所隣接のトイレに設けられています。

 

忍者が様々なカラクリを案内してくれる「からくり忍者屋敷」から、忍具や貴重な資料を見られる「忍術体験館」や「忍者伝承館」、さらには忍術実演ショーや手裏剣打ち体験まで、忍者について詳しくなり、忍者体験もできる「伊賀流忍者博物館」に、ぜひ家族みんなで足を運んでみてください!

 

伊賀流忍者博物館の施設情報

伊賀流忍者博物館

■住所:三重県伊賀市上野丸之内117
■電話:0595-23-0311
■時間:平日は10:00〜16:00(最終受付15:30)、土・日曜、祝日は10:00〜16:30(最終受付16:00)
■定休日:12月29日〜1月1日※展示替え等で臨時休館の場合あり
■駐車場:近隣の市営駐車場
■体験できる遊具など:手裏剣打ち
■園内の有料の乗り物:なし
■お食事情報:なし
■ベビーカーの貸出:なし
■遊具貸出:なし
■水遊び:なし
■おもちゃの販売:あり(ゴム手裏剣など)
■迷子センターの有無:なし(チケット売り場で対応しています)
■雨天で遊べる場所:なし
■定例キッズイベント:あり
■お花見のできる場所:上野公園内
■ペット同伴:不可
■公式ホームページ:https://www.iganinja.jp/

 

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