「カゴメ野菜生活ファーム富士見」東海エリアの長野県にあるお出かけスポットを紹介!

「カゴメ野菜生活ファーム富士見」東海エリアの長野県にあるお出かけスポットを紹介!

目次

八ヶ岳を望む大自然の中で、遊んで学べる野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」を、親子で思い切り楽しもう!

子どもたちがなかなか野菜を食べてくれなくて。と、お悩みのお母さんも多いのではないでしょうか。野菜嫌いの克服には野菜とふれあう機会を増やし、野菜への興味を持たせることが有効だと言われています。そこで今回は、親子でお出かけし、遊んで、学んで、野菜のことが大好きになる体験型「野菜のテーマパーク」をご紹介したいと思います。長野県諏訪郡富士見町、八ヶ岳の麓にオープンした「カゴメ野菜生活ファーム富士見」は、工場見学や収穫体験をはじめ各種体験コンテンツ、南イタリア料理が楽しめる施設。素敵な「野菜時間」との出会いが待っています。

 

到着したら、まずはファームハウスで「本日の体験コンテンツ」をチエック。1日のスケジュールをたてよう。

カゴメ野菜生活ファーム富士見のメイン棟「ファームハウス」の玄関前にやってきました。10時30分のオープン前ですが、駐車場にはもう何台か車が停まってますね。中央道諏訪南ICから7分ほど、県内外から来られているようです。タクシーも到着しました。鉄道の最寄駅・中央本線「富士見」駅からも約6分だそうです。

 

ファームハウスは、グリーンと茶色のかわいい建物です。さっそく中へ入ってみましょう。

エントランスを入るとすぐ、黒板にその日にできる「体験コンテンツ」が掲示されています。チェックして、今日1日のスケジュールをたてておきましょう。

 

大きなクルミの樹があるハウスは明るくてきれい。左手に受付やレストラン、右手にはショップと体験教室。正面は「野菜生活100」の大きなパッケージが置いてあります。なるほど、フォトスポットなんですね、楽しそう。

 

大きなガラスの扉から、テラスに出てみましょう。

 

目の前に広がるのは広大な畑。トマトを栽培している温室とカゴメ富士見工場も見えます。そしてその後ろには八ヶ岳の雄大な姿が・・・。なんとも清々しい気分になりますね。

 

 

  • 感動的な景色だわ~ん!

 

カゴメ野菜生活ファーム富士見は、農の未来、食の未来、地域の未来を魅せる場所。

 

カゴメ野菜生活ファーム富士見の広さは、21ヘクタール。東京ドーム4個分もあるそうです。

 

では、この素敵なロケーションにどうしてカゴメ野菜生活ファーム富士見が生まれたのでしょう?
代表の河津さんに伺いました。

 

ここには、もともとカゴメ富士見工場がありました。操業を開始したのは1968(昭和43)年ですから、今年で54年になります。地元の皆様のご理解とご協力で操業させていただいていることから、カゴメとしては、何かご恩返しをしたいと考えていました。そして隣接する遊休地を畑としてよみがえらせ、同時に観光施設を作ることで、たくさんの方に富士見町に来ていただき、地域の活性化に貢献できないかと考えました。富士見町の皆さんと話し合いが始まったのがおよそ10年前。様々な課題を乗り越えて、2019(平成31)年4月に「カゴメ野生活ファーム富士見」がオープンしました。「農業」「工業」「観光」が一体となった体験型「野菜のテーマパーク」で、この八ヶ岳の雄大な自然を背景に、野菜とふれあいながら、農業や食、このエリアの魅力を体験できることができる場所です。

 

畑の向こうに見える白いハウスはトマト栽培用の大型温室。工場から排出される温水やCO2をパイプで引き込んで、温水は暖房に、CO2はトマトの光合成に活用されているとのこと。循環型の農業が実現されているんですね。

 

畑の手前の圃場(農作物を栽培するための場所)には、地元の小学校の3年生や福祉施設の方に助けて頂き、今年もひまわりの種が植えられています。

ひまわりが咲いたら、小学生の考えた迷路をつくるのだとか。今年で4年目。毎年楽しみに待っていて下さるお客様がたくさんいらっしゃるそうです。

 

●ひまわりの開花時期は主に7月~9月とされていますが、これは種をまくタイミングによって大きく異なります。事前にご確認ください。

 

 

畑の周辺には、富士見町で見られる草花や低木を植えたり、鳥や昆虫が戻ってこれるようなしかけが作られています。たくさんの生きものが暮らせる環境を作ることで、害虫の天敵を畑に呼び込み、生きものの力を借りた農業を行うモデル圃場になっているんですね。

 

 

「竹筒マンション」という看板がありました。『竹筒の中に巣をつくるドロバチはどんな姿をしている?』という質問がでています。これは、解説やクイズを楽しみながら、生物の多様性や生きものと一緒に暮らすことの大切さを学ぶことができるクイズラリーです。家族で一緒に考えながら回ってみましょう。答え合わせは、ファームハウスで。

 

●クイズの看板が畑のどこにあるかは、テラス広場にある「ファームのひみつ」という看板で確認できます。

 

さて、来場時に申し込みをしておいた時間がきたようなので、収穫体験に行ってみましょう。

 

お店でしか見たことのない野菜の本来の姿を見るのは楽しい。自分で収穫する達成感もひとしおです。

 

ファーム内の農場では、八ヶ岳の麓の冷涼な気候を活かし年間を通して20~30種類の野菜が栽培されていて、季節ごとに様々な野菜の収穫体験ができます。7~8月ならミニトマトや、きゅうり、ズッキーニ、モロッコ、インゲンなどの夏野菜。旬の野菜が収穫できます。とうもろこしや完熟トマトは、毎年リピーターが多い人気の野菜です。

 

 

●栽培技術の進化で、ほぼ1年中食べられる野菜が増えていますね。それでも、野菜をおいしく食べるには旬の時期がいちばん。以下の「野菜の旬カレンダー」を参考にして、色々な季節に収穫体験をお楽しみください。

 

 

「なすびの葉っぱって、こんな形をしているんだ!」

「オクラって、こんなきれいな花が咲くんだね」

子どもたちの弾んだ声が聞こえてきます。

 

 

お母さんと力を合わせて、根っこごと思いっきり引っこ抜いたり、お父さんに支えてもらいながら、手を伸ばして高い所の果実を切り落としたり。悪戦苦闘しながら、親子でいっしょに採った達成感はひとしおです。

 

その場で試食できる野菜もあります。採れたてだからこそ味わえる野菜本来の美味しさは感動的です。

 

  • オレンジのパプリカがこんなに甘いなんて、ビックリ!

 

 

収穫体験の中でも人気を集めているのが、7~10月に体験できるミニトマトの収穫。なかでも、極薄皮の「ぷるるん」は、まるでフルーツのように甘くて、トマト嫌いのこどもの克服のきっかけにもなりそうです。

 

●収穫体験には、スタッフが同行。野菜の育て方や、美味しい食べ方なども教えてくれるので、野菜への興味も深まります。
●収穫した野菜はお持ち帰りできます。(各日数量限定) 採れたて野菜の美味しさをご家庭でも楽めるというわけ。思い出話にも花が咲きそうです。

 

 

『トレビスは、どこがさん地でしょう。』 収穫体験する畑にも、ところどころにクイズが書かれた看板が立てられています。地元の小学校の4年生が野菜のことを調べて出題してくれたとのこと。手作りならではの温かさが、来場者を笑顔にしてくれます。

 

答えは看板の裏側に。ファームに遊びに来た子供たちが、畑を巡りながら楽しく学べるようになっているんですね。

 

1粒の種から育ったトマトが天井を覆いつくす。「トマトの樹」は驚きのふしぎ空間。

 

ファームハウスの道をはさんで東にある別棟(観光用温室)には、一つの茎から天井を覆い隠すほどにひろがった「トマトの樹」があります。

 

 

これは一粒の種から育ったもので、1万個もの実をつけるそうです。トマトの生命力に圧倒されますね。この不思議な空間は、フォトスポットとしても大人気です。

●展示期間は、4月~7月頃までの予定です。(その年の天候や生育状況により変更することがあります)

 

 

温室では他にも、いろいろな種類のトマトを栽培しています。江戸時代に栽培されていたトマトなど、カゴメが保有している粒から育てた珍しい品種にも出会えます。

 

温室の横には、ナスタチウムやアリッサムなどのハーブが育つ「キッチンガーデン」もあります。

 

レストラン「IL FAGGIO」で楽しめるのは、カゴメ特製「野菜だし」をふんだんに使った本格イタリアン。

 

野菜生活ファームには、野菜を美味しく、楽しく味わえるレストランがあります。

収穫体験やアクティビティでお腹が空いたところで、お待ちかねのランチタイムです。さぁ、レストラン「IL FAGGIO(イル・ファッジョ)」へ行きましょう。

 

明るい店内で、南イタリア料理を中心としたメニューを提供してくれる、フルサービスのレストランです。地元の旬の野菜をふんだんにや使用しています。

 

看板メニューは、こだわりの薪窯で焼いたナポリピッツア。薪燃料ならではの焼き上がり、香り、食感が楽しめます。ビザ職人のもとで修業を積んだカゴメ社員が、一枚一枚丁寧に焼いているそうです。

 

●2種類のランチコース料理のほか、ピッツアやパスタのアラカルトも充実しています。
●レストラン目当てに訪れる人もいるほど人気なので、特に週末は混雑状況を確認してからのご利用を。

 

ソフトクリームも大人気。トマト、牛乳、ミックスの3種類があります。八ヶ岳をバックに、写真も映えますねぇ。

 

  • 八ヶ岳を見ながら食べるソフトクリーム最高だわ~ん!

 

皆さんは日頃、野菜をどれくらい摂取できていますか?

ちなみに、国が推奨する1日の野菜摂取目標量は350gです。ファームハウスの受付横に常設されている「ベジチェックⓇ」で測ってみましょう。てのひらをセンサーに数秒ぴったりと押し当てると、野菜摂取レベル、推定野菜摂取量が表示されます。どうですか?満たしていると「7」以上が出ます。

さっきレストランでいっぱい野菜を食べたのに少ないなぁ、と思ってもダメですよ。これはおよそ2~4週間前のデータですから。

 

計測後には、スタッフが野菜摂取の大切さや、ブロッコリーやトマトなどの緑黄色野菜に含まれるカロテノイドという成分は加熱や破砕によって栄養の吸収率を高めることができるなど、野菜の力を上手に取り入れるコツも教えてくれるので、食生活を見直すきっかけにもなるんです。

 

カゴメファクトリーツアーのテーマは冒険。どうやって野菜生活100ができるのか、どんな人が作っているのかを体感しよう。

さて、いよいよ予約していた「カゴメファクトリーツアー」の時間が近づいてきたようです。

 

2021年にカゴメ富士見工場に新棟・新生産ラインが稼働し、今年4月から始まった新たな工場見学は、所要時間70分のガイド付きツアーで、予めHPからの予約と参加費100円が必要ですが、全額を「カゴメみらいやさい財団」に寄付。子供の食堂の支援につなげています。

 

ツアー出発10分前になりました。トイレを済ませて、ファームハウスの体験教室に集合です。

出発前、ここで探検隊の格好をしたガイドさんから事前の説明を受けます。

 

部屋には農場のジオラマが置かれていて、参加者一人一人に配られたタブレットをかざすと、野菜の特徴や収穫の様子などが映像で流れ、野菜生活100にどんな野菜が使われていて、それをどんな人が作っているのかを知ることが出来ます。

 

肥沃な畑がなければ、原料となるおいしい野菜ができません。だからカゴメにとっては畑は「第一の工場」。ここは、富士見工場へ行く前の第一の工場見学なんですね。

 

富士見工場へは専用バスで移動します。

うしろに南アルプス、前には八ヶ岳。農場の中の道路を進んで、工場の敷地内へ。降車場で降りて、列になって『Welcome!ようこそ!カゴメファクトリーツアーへ』と描かれたゲートをくぐって新棟の中へ入りました。

 

『「野菜生活100」の歴史』『地産全消 笑顔をつなぐプロジェクト』などのパネルが飾られた通路を進むと、右手のガラス越しに生産ラインが俯瞰できます。(写真撮影は禁止です)

 

ガイドさんの説明を聞きながら、タブレットを窓のマーカーにかざすと、充填、包装などの工程を間近に体感できる迫力ある映像が流れてきます。肉眼では見られないラインの裏側や、高速で動く機械のスロー再生も楽しめます。

 

 

探検や能動的要素を取り入れることで、満足度や理解度を高めるようになっているのですね。また、土日など、工場自体が休止していても映像で見ることができるというメリットもあります。

 

  • 機械の裏側までよくわかってすごいわ~ん!

 

 

反対側の壁には、人や現場のジオラマが展示されています。『カゴメの人、私たちは・・・』「第一の工場」として大切にしている野菜の「圃場」で働く人、研究開発に携わる社員ら14人の顔写真入りのARマーカーがあり、タブレットをかざすと、野菜を通じて届けたい熱い思いを語りかけます。

 

出口近くには、野菜のぬいぐるみの入った籠が置いてあります。これは、社名の由来となったトマトを収穫するための籠を表しています。そして、大きな「野菜生活100」のオブジェ。これらと一緒に記念写真が撮れるというわけです。見学の最後に「野菜生活100」とここでしか手に入らない素敵なお土産をいただき、ツアー終了です。

 

ファクトリーツアーを終えて、ファームハウスに戻ってきました。16:00の閉館時間も迫っているので、「ファームショップ」でお土産を買いましょう。

 

ファームショップには、おなじみのカゴメ商品の他、20種類以上のオリジナルグッズ、地域の特産品など、ここでしか買えないアイテムが揃っています。ファーム限定パッケージの「野菜生活100」や、業務用商品の「野菜だし」なども買えるのがうれしいですね。

 

 

ノートや手ぬぐいなどのオリジナル商品は、トマトやとうもろこしといった野菜をイメージしたデザインで、かわいらしい雰囲気が魅力的です。

 

 

  • うん! 広い農場に野菜がいっぱい育っててビックリ!
    野菜のことたくさん知れて、なんか友だちになれた気分。

  • いろいろな体験ができたし、料理もおいしかった。
    今度は違った季節にも来てみたいわ~ん!

16:00、そろそろ閉園の時間です。親子連れやカップルが、次々ファームハウスを出て、駐車場へ歩いて行きます。みんな笑顔、話も弾んでいるようです。また別の季節にも野菜たちに会いにきたいな、と話しているのかな。

 

カゴメ野菜生活ファーム富士見

住所:長野県諏訪郡富士見町9275-1
電話番号:0266-78-3935
営業時間:10:30~16:00 ※12月中旬~翌年3月下旬まで冬季休業(予定)
休業日:火曜定休。臨時休業あり。詳しくはHPをご覧ください
入園無料
工場見学は完全予約制です。専用サイトからお申込みください。
お出かけ前には、公式ホームページで最新情報をご確認ください。
公式ホームページ : https://www.kagome.co.jp/ysfarm/
公式インスタグラム : https://www.instagram.com/ysfarm/

子ども向け施設一覧

●おむつ替えシート ◎
●ベビーカー貸出し ×
●授乳室 ◎
●子ども向けメニュー ×
●アレルギーメニュー ×
●ミルク用のお湯 ×
●おむつの販売 ×
●離乳食持ち込み可 ◎

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