
【明治村】で体験する歴史の旅!タイムスリップして明治時代へ
子どもたちにとっては、レトロな街並みが新鮮!
蒸気機関車や市電に乗って、明治時代へタイムトリップ。
目次
博物館明治村(以下、明治村)に、皆さんはどんなイメージがありますか?「レトロな建造物がいっぱい」「蒸気機関車に乗れる」それとも、「ドラマや映画のロケ地」でしょうか。また、そこに共通して、「大人が楽しむ施設」というイメージがありませんか。しかし!最近は人気アニメとのコラボレーションや謎解きゲームの実施など、子どもたちが楽しめる要素もいっぱいなんです!
そんな進化し続ける明治村。今回は子連れで回るのに特におすすめのスポットをご紹介します!
のりもの大好きな子どもにはたまらない!本物の蒸気機関車と京都市電に乗っちゃおう
まずは蒸気機関車を紹介。煙や汽笛にビックリ!?
本物だからこそ味わえる迫力を体験しよう
明治村はレトロな建物のほかに「蒸気機関車」も人気。モクモクと上がる煙や汽笛は、大人でも驚くほどの迫力です。これも本物と出会える明治村ならではの魅力です。
本物の蒸気機関車に乗って景色を楽しむなんて贅沢なひととき!ちなみに車で来村したファミリーは、明治村直営(北口)駐車場を利用して北口から入村すると、SL東京駅が近いので、入村時と帰るときに使うのもおすすめです。
駅は、村内5丁目にあるSL東京と4丁目のSL名古屋。右から左に書いているの駅名看板も明治ムードが高まります。
車窓からの風景。蒸気機関車は村内でも標高の高い位置を運行するため、村内を見下ろすように眺められます。歩いて巡るのとは、ひと味違った印象に。

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桜や紅葉のシーズンも来てみたいわ~ん!
蒸気機関車はゆっくり進むので、子どもたちも焦らず景色を楽しめます。また、乗務員さんが見どころや歴史をアナウンスしてくれるのですが、「そうだったの!?」という豆知識が披露されるので、乗客から「へぇ~!」という声が。このアナウンスを聞くだけでも、乗る価値が十分にあります!
ちなみにこの蒸気機関車、客車は三両。つい一番前に乗りたくなりますが……ぜひ乗っていただきたいのが真ん中の車両。なぜなら真ん中だけが明治41年の製造、両端2両は明治45年製造。そう、一番古い車両だからです。

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蒸気機関車にこんなに気軽に乗れるなんてビックリ!
場所:【SL東京駅】5丁目、【SL名古屋駅】4丁目
料金:【片道券】おとな(中学生以上)500円・こども(小学生)300円、【SL・市電一日券】おとな(中学生以上)800円・こども(小学生)500円
※未就学児は無料
所要時間:乗車時間約5分
※蒸気機関車は運休の場合あり
村内2丁目~4丁目を結ぶ路面電車「京都市電」
見どころガイドを聞きながらのんびり景色を眺めよう
蒸気機関車と同じく人気なのが路面電車の「京都市電」です。路面電車というと、今では富山や広島などが有名ですが……実は日本での電車の営業においてはこの京都市電が最初!
明治28年に開催された第4回内国勧業博覧会の会場輸送用として、現在の京都駅近くから伏見までの約6.4kmで開業したのがはじまりなのだとか。
特に電車好きの子どもたちにとっては、日本の電車史に残る京都市電に乗れるなんて、貴重な思い出になりそう!
また車内では、蒸気機関車同様、京都市電の歴史や車窓から見える建物についてなどのガイドもアナウンスしてくれます。明治村の意外な事実を知ることになるかも!?大人が聞いておいて、あとで子どもにわかりやすく解説してあげると親子の会話も楽しくなりそうです。

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見るだけじゃなくて、いろいろな歴史やエピソードを知ることもできる乗り物なんだわ~ん!
明治村の蒸気機関車、京都市電は
降りてからも見どころいっぱい!
景色や乗り心地を楽しむのもいいですが、実はそれ以外にも見どころが。当時と同じ運行業務を再現した連結作業や転車作業など、乗って走る以外にも見どころがいっぱい!
運行スタッフさんは、作業の解説もしてくれます。明治村での蒸気機関車や京都市電は、ただの移動手段ではなく、れっきとした「動態展示(現代では使われていない、貴重な過去の乗り物や機械を、動く状態で保存している展示方法)」と呼ばれる資料の展示でもあります。
あらためて明治村が“博物館”だと実感しますね!
タイミングがよければ、蒸気機関車では、石炭が真っ赤に燃えている様子を見ることができる場合も。
乗る前&降りたあとも、運行スタッフさんたちの行方に注目です!

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今ではなかなか見られない作業が、
こんなに近くで見られるなんてラッキー!
大人はゼッタイ“買い”です!
疲れるか疲れないかのカギを握る「のりもの一日券」、その理由
子連れのおでかけでネックなのが「広すぎるテーマパークや公園だと、一周するだけで親子で疲れちゃう」という点。むしろ歩き疲れて「パークの半分しか回れなかった」なんてこと、子連れなら誰もが経験したことがあるはずです。
しかも明治村といえばその広さも有名で、ネット上では「お目当ての建物が全部回れなかった」という声もあるほど。それもそのはず、広さはなんと東京ドーム約21個分。この広い村内を無理なく効率よく回るコツは、ズバリ大人が「のりもの一日券」を買うことです!
先程紹介した蒸気機関車は5丁目から4丁目まで、京都市電は4~2丁目までを運行します。
また、村内には1丁目から5丁目までの主要道路を運行する村営バスもあります。
蒸気機関車、京都市電、村営バスが乗り放題になる、のりもの一日券は、おとな(中学生以上)1,300円、こども(小学生)800円。
「でも、歩いて回れるからわざわざ買わなくてもいいかな」と、村内の交通機関はこれまで利用したことがない、という人もいるのではないでしょうか。
ずばり、大人(中学生以上)とこども(小学生)はのりもの一日券の購入が絶対おすすめです。なぜなら……!
未就学児は、有料の乗り物がすべて無料だから!
だからこそ、「あの乗り物、もう一回乗りたいよ~」ということがあっても、のりもの一日券を買っておけば、何度でも気兼ねなく乗せてあげられて、さらにお財布にやさしくハッピー!!

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村内は坂道や階段も多いから、のりもの一日
券は魔法のチケットだわ~ん!
明治時代の女学生・学生のコスプレ体験、
子ども用衣装も100㎝からあります!
「明治体験処 ハイカラ衣装館」で、明治時代風の女学生衣装、書生服のレンタルがあるのはご存知の方も多いかもしれませんが、実はこども用の衣装もそれぞれ100㎝から用意されています!
七五三などでは「着物を着たことがある」という子どもも多いかもしれません。でも、女学生衣装や書生服は、それとはまたひと味違う雰囲気で素敵!
マネキンが着ているもの以外には、こんな柄も選べます。
また、男子女子それぞれに、帽子とリボンの撮影用小物がセットになっています。 貸し出し時間は5分間。子どもが「もう脱ぎたいよ~」なんてことを言い出さない、ちょうどいい時間です。
ちょうどハイカラ衣装館の前は、レトロな雰囲気のレンガ道。晴れていれば、外で明治村の街並みを背景に、家族そろって衣装を借りて記念写真を撮るのもおすすめです。
記念撮影コース
予約:不可、当日受付のみ
料金:一人一着5分間800円(記念撮影用小物1点つき)
衣装貸出時間:5分
※身長100㎝以下には貸出し不可
※感染症対策等のため、衣装の貸し出しは中止する場合があります。公式ホームページでご確認の上お出かけください。

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ちなみに明治村では、七五三の撮影もできるんだわ~ん!「明治村 七五三」で検索だわ~ん!
食べすぎ注意!?子どもたちが大好きなメニューがそろう
明治村はグルメの村でもある!
今、SNSなどで密かに「明治村は食べ物がおいしい」と話題になっています。文明開化を象徴するグルメ「牛鍋」から、食べ歩きにピッタリで、明治時代のグルメをアレンジしたオリジナル商品としては、なんと13年ぶりの新メニューとなった「文明開化のあんパン」まで、さまざまなグルメが勢ぞろい。
中には「グルメ目当てで明治村に来る」という人もいるのだとか…!

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美味しいそうなものばっかり!
どれを食べようか迷っちゃうね!
本物の蒸気機関車に乗れたり、バスに乗れたり。貴重な建物を見学するだけじゃないんだね!
広報 反端さん:博物館というと、館内を静かに見てまわるというイメージがあるかもしれません。しかし博物館明治村は、屋外で、さらに乗り物も動態展示していたり、明治時代のレシピを再現・アレンジしたコロッケや牛鍋などのグルメも楽しめたり。見る“だけ”じゃない楽しさがある博物館だと思っています。
ビックンのような小さな子どもたちは、重要文化財建造物がいかに貴重であるかや、蒸気機関車の仕組みまでは理解できなないかもしれません。でも、「いつも見ているお家とは、なんだか違う」「汽笛ってこんな音なんだ!」など、本物を見て、体験することで得られる多くの驚きと発見に満ちた一日になるはずです。
明治村といえば、最近謎解きゲームが話題なんだよね!
広報 反端さん:歴史的建造物や明治ののりものなどを見学・体験いただく際のひとつとして、エンターテインメント要素を加えると、違った楽しみ方もご提供できるのではないか、と謎解きをはじめたのですが、今では「謎解きを目当てに博物館明治村に来た」というお客様もたくさんいらっしゃるほどになりました。今後も新しい謎解きをご提供できればと考えております!一番易しいものであれば小学生ぐらいから解決できるので、ぜひ今度はビックンもチャレンジしてみてくださいね。
2022年6月に、何か僕たち向けの新しい施設がオープンするって聞いたけど…?
広報 反端さん:株式会社フレーベル館との共同企画で、明治40年に創建され、日曜学校や幼稚園として使われた「聖ヨハネ教会堂」の、積み木や教育遊具で遊ぶことができる空間「つみきひろばGabe~フレーベルからのおくりもの~」のことですね!村内でも特に小さなお子さま向け施設になるので、今後、子連れファミリーのお出かけスポットとして、博物館明治村がどんどん浸透していくきっかけになってくれたらうれしいですね。
いかがでしたか?どちらかというとレトロでロマンチックな雰囲気を味わいたい大人向け施設、という明治村のイメージがかなり変わったのではないでしょうか。また、明治村は広くて有名ですが、それを子どもと一緒に上手に周るコツも教えてもらえたので、疲れることなく見学できそうで安心!
貴重な建造物を見学し、歴史とロマンを感じられる博物館でありながら、謎解きゲームなど新しい取り組みにもどんどんチャレンジしている明治村。ワクワクがいっぱいです!だからこそ、多感な子どもたちを連れて行ってあげたいですね。

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本物の蒸気機関車に乗れて感動したよ。おいしいグルメもいっぱいあるから、今度は牛鍋をおねだりしちゃおうかな

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素敵な街並みでドラマの主人公になった気分だわ~ん!謎解きゲームは難しいレベルにもチャレンジしてみたいわ~ん!
博物館 明治村
住所:愛知県犬山市字内山1番地
電話番号:0568-67-0314
開村時間:9:30~17:00(入村は閉館30分前まで)
※季節やイベント開催等により変動あり
※開村時間については、開村スケジュールよりご確認ください。
※社会情勢などにより上記営業時間が変更、または臨時休村になる場合があります。お出かけ前には、公式ホームページで最新情報をご確認ください。 休村日:夏季・冬季に不定休あり
※開村スケジュールよりご確認ください。 入村料金:大人2,000円、シニア(65歳以上)・大学生1,600円、高校生1,200円、小中学生700円、未就学児・明治生まれの人は無料
子ども向け施設一覧
●おむつ替えシート(多目的トイレ) ◎
●ベビーカー貸出し ◎
●授乳室 ◎
●子供向けメニュー ◎
●アレルギーメニュー ×
●ミルク用のお湯 ×
●おむつの販売 ◎
●離乳食持ち込み可 ◎