【徳川園】名古屋の観光名所である日本庭園の見どころを紹介！桜や新緑、紅葉などが四季を通じて楽しめる！
目次
徳川園の5つの見どころ
名古屋市東区にある徳川園は、徳川御三家、尾張藩二代藩主光友公が、元禄8年（1695年）に隠居所として造営した大曽根屋敷をルーツとしています。
広さは2.3ヘクタール（約7000坪）。池の周りに日本の自然風景を凝縮した庭園が広がる、まさに都会のオアシスであり、四季折々の自然を楽しみに多くの親子連れも足を運びます。そんな徳川園の見どころを、まずは紹介していきましょう。
見どころ①：尾張徳川家の武家屋敷の面影を伝える「黒門」
徳川園の南西にある黒門は、明治33年（1900年）に完成した尾張徳川家の邸宅の遺構で、連続する脇長屋、塀を含めて空襲を免れ、武家屋敷の面影を今に伝えています。
見どころ②：尾張家江戸下屋敷の巨石を再利用した「龍門の瀧」と落差6mの「大曽根の瀧」
龍門の瀧
黒門口を入ってすぐにある龍門の瀧は、尾張家江戸下屋敷跡地（東京都新宿区戸山町：早稲田大学敷地内）から出土した龍門の瀧の遺構である大規模な石組みを使用し、徳川園の敷地内に再現したものです。
大曽根の瀧
徳川園の中で最も標高が高い、木々に覆われた山から流れ落ちる大曽根の瀧。
落差は6メートル、三段に渡って流れ落ちる姿は見ていて飽きることがなく、秋には紅葉と織りなす景観も楽しめます。
見どころ③：渓谷美を表現した「虎の尾」と海に見立てた「龍仙湖」
虎の尾
龍仙湖
西湖堤
大曽根の瀧を流れ落ちた水は、渓谷美を表現した虎の尾を流れ、海に見立てた龍仙湖に流れつきます。龍仙湖はぐるりと一周できるようになっていて、親子でのんびり散策を楽しめます。
瑞龍亭
龍仙湖の周囲には瑞龍亭という茶室も設けられています。軒下の椅子に腰を下ろすと、目の前に龍仙湖が一望できます。
見どころ④：「ガーデンレストラン徳川園」などがある「観仙楼」
観仙楼
観仙楼は、龍仙湖に面する二層の趣ある建物で、徳川園を見渡す眺望が楽しめます。
中には、オリジナルの和フレンチを提供するガーデンレストラン徳川園や、結婚式に利用されるガーデンホールなどがあります。
見どころ⑤：「徳川美術館」や「蓬左文庫」などの周辺施設
徳川園ショップ葵
徳川園の周囲には、地元の和菓子や伝統工芸品といったお土産が購入できる徳川園ショップ葵や、徳川美術館、名古屋市蓬左文庫（ほうさぶんこ）、和カフェ「蘇山荘」、懐石料理が楽しめる宝善亭などがあります。
徳川美術館や名古屋市蓬左文庫の前にある広場
徳川園は入園料が大人300円、徳川美術館・蓬左文庫の共通観覧料をセットで購入すると、徳川園は150円になります。
日本庭園全体で、この地の自然風景を凝縮して表現
徳川園は、江戸時代の主な大名庭園と同じく池泉回遊式の日本庭園で、高低差のある地形やもともとある樹木を生かして、川が山から海へと流れ着く様子を表現しています。
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池の周りに広がる庭園を散策することで、山や滝、渓谷、川、池など、様々な景観が堪能できるのが魅力。どこを見ても絵になるので、親子でたくさん写真を撮りたくなります。
桜をはじめ1000株の牡丹や67種1800株の花菖蒲など、季節の花々が楽しめる
徳川園の春：「牡丹園」を中心に55品種約1000株のボタンを栽培
早春には梅（白加賀・淋子梅・豊後鶯宿）を中心にアセビやアンズなどが、春にはトウカイザクラやソメイヨシノなど約50本の桜のほか、牡丹やアヤメ、ツツジなどが見られます。なかでも、牡丹は龍仙湖の北西にある牡丹園を中心に、55品種約1000株が栽培されています。
梅（白加賀・淋子梅・豊後鶯宿）
大輪ミツマタ
牡丹
トウカイザクラ
牡丹園の様子
徳川園の夏：「菖蒲田」では約1800株の花菖蒲が咲き誇る
花菖蒲をはじめ、アジサイやサルスベリ、スイレン、ハスなどが咲き誇ります。なかでも、花菖蒲は江戸時代に改良されて今も親しまれている江戸古花などを中心に、江戸系67種約1800株が栽培されています。
花菖蒲
徳川園の秋：鮮やかな紅葉が徳川園全体を彩る
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ヒガンバナやキキョウ、キンモクセイなどの花々の他、イロハモミジやヤマモミジなどの紅葉も楽しめます。
徳川園の冬：サザンカや椿が咲く他、風情あふれる雪景色も
椿や寒牡丹、サザンカ、マンリョウなどが見られます。
このように四季折々の花々や自然を眺めながら、ゆったりと散策できる徳川園。
中学生以下は入園料が無料ですので、ぜひ親子で訪れてみてください。
大曽根口の近くでは、鯉のエサを販売（冬季を除く）
徳川園の施設情報
徳川園
■住所：愛知県名古屋市東区徳川町1001
■電話番号：052-935-8988
■開園時間：9：30
■閉園時間：17：30（入園は17：00まで）
■定休日：月曜（月曜が祝日の場合は翌平日休み）
■お手洗い：男女トイレ2カ所、多目的トイレ2カ所
■駐車場：79台（有料 ※北駐車場6：00〜23：00）、大型バス 南駐車場（9：15〜17：45）
■体験できる遊具など：なし
■園内の有料の乗り物：なし
■入園料：大人300円、中学生以下は無料、市内在住の高齢者（65歳以上）100円
■水遊び：不可
■お花見：梅（見ごろ：3月中旬〜4月上旬）、桜（見ごろ：3月下旬〜4月上旬）
■屋根付きベンチ：3カ所
■公式サイト：https://www.tokugawaen.aichi.jp/
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