「トヨタ産業技術記念館」でモノづくりの喜びを体感!子どもも大人も好奇心を刺激される!

「トヨタ産業技術記念館」でモノづくりの喜びを体感!子どもも大人も好奇心を刺激される!

パパ・ママ注目!タノシモポイント!

目次

タノシモポイント①
“世界のトヨタ”のルーツとなった繊維産業の歴史を辿る

“世界のトヨタ”発祥の地に遺されていた大正時代の工場を活用して設立された「トヨタ産業技術記念館」。館内は「繊維機械館」と「自動車館」を中心に構成され、トヨタグループが手がけてきた繊維機械と自動車をはじめとした日本のモノづくりの変遷や技術力を、展示や実演によって紹介しています。

 

繊維機械館では、トヨタ自動車工業を創業した豊田喜一郎の父であり、織機の発明に尽力した豊田佐吉の功績を紹介。豊田佐吉がモノづくりに捧げた生涯と共に、その発明と研究の軌跡を辿ることができます。

 

エントランスロビーに足を踏み入れると、「トヨタ産業技術記念館」のシンボルでもある環状織機に圧倒されます。豊田佐吉が「動力を空費せず、超広幅の布を静かに製織できる織機」を熱望し、1906年に発明しました。1日4回行われる実演も迫力満点です。

 

 

最初のコーナーでは、豊田佐吉によって1924年に発明された自動織機がお出迎え。50余件の発明に基づき、24の自動化、保護、安全装置で構成された「無停止杼換式豊田自動織機(G型自動織機)」の第1号機で、世界の繊維産業の発展に寄与した記念すべき機械だといわれています。

 

 

繊維機械館のメインフロアへと歩を進めると、紡ぐ、織るといった道具や機械がずらりと並びます。大正・昭和初期の日本産業を支えた紡織工場の様子を彷彿とさせる風景が広がり、まさにタイムトリップ気分です。

 

 

また、メインフロアの入り口で行われている綿毛から糸を作る実演も人気のコーナーです。

 

 

紡織の基本となる、糸車を使って綿から糸を作る糸紡ぎの作業や、水車による動力式ガラ紡機の実演を見学し、繊維のことをより深く知ることができます。

 

産業革命のきっかけとなった数々の画期的な紡織機が並ぶ繊維機械館の中でも、目玉となる実演の1つが、G型自動織機の集団運転です。従来、1人の作業者が運転できる織機は数台が限度だったのですが、この集団運転により1人で30〜50台受け持てるようになりました。

 

これは、昭和初期の典型的な操業形態として広まり、紡織の合理化に大いに影響を与えました。

 

空気や水を利用して横糸を飛ばすエアジェット織機やウォータージェット織機など、コンピュータ制御によって複雑な柄織物を織り上げる、最新技術を駆使した織機が稼働する様子も圧巻です。同時に、現代の織機にも豊田佐吉による“たて糸が切られた織機が止まる”という仕組みが取り入れられていることに驚かされました。

 

 

タノシモポイント②
自動車の過去、現在、未来にワクワク

延べ7,900平方メートルの広大な敷地に広がる自動車館には、歴代のトヨタ自動車の車が一堂に会します。

 

トヨタ最初のトラックや乗用車から、昭和、平成、令和のトヨタ自動車までがずらり。最新のMIRAIまで、大衆化から快適性、安全性、環境への配慮など、時代の流れと共に創造を続けてきたトヨタのモノづくりの変遷を感じることができます。

 

 

曲線美が美しい車体はもちろん、洗練されたエンブレムにいたるまで、時代を超えたデザイン性の高さを感じさせます。

 

 

また展示と合わせて、自動車ができるまでの工場の様子を再現したコーナーもあり、子どもたちの好奇心をくすぐります。

 

 

ボタンを操作しながら自分で機械を動かせるコーナーも多く、中でも子どもに人気が高いのはストラップ作りコーナー。電動射出成形機を使ったプラスチック成形により、AA型乗用車のストラップを無料で作れます。ボディの色が不定期で変わるので、コレクションしたくなるアイテムです。

 

 

タノシモポイント③
テクノランドで実体験も!ワークショップやイベントに参加してモノづくりに挑戦

自分の手や体を動かしながら、機械の原理や操縦方法を体感したり、モノづくりに触れたりできるのも「トヨタ産業技術記念館」ならでは。

 

子どもたちに大人気のテクノランドでは、車の運転を体験できる「テクノサーキット」、空気や風、流れを感じて空気抵抗を体感できる「風に向かって立て」など、ユニークなコーナーがいっぱい。繊維機械や自動車の原理、仕組みを肌で感じることができます。

 

テクノランドは人数制限があり、時間入換制なので、週末などは混雑することもあります。来館したら最初に入館チケットを購入し、テクノランドの入場予約をして整理券を受け取るのがおすすめです。(※テクノランドの事前予約はできません。また、一部身長制限のある遊具もありますので、ご注意ください)

 

さらに、週末に開催されるクイズラリーも好評です。繊維機械館と自動車館入り口のスタンプ台横に設置されたクイズを手に、館内を巡りながら答えを探し、ゴールの図書室へ提出すると素敵なプレゼントがもらえるという耳寄り情報も!キッズは全問回答を目指し、ゲーム感覚で学ぶことができます。

 

また、図書館では夏休みイベント「絵本をつくろう!」などのプログラムが用意されているので、事前にHPでチェックを。図書室で好きな本を選んで投票すると、テクノランドで運転した車の紙製模型を作ってレースを楽しめるキットがもらえるという特典もあります。

 

タノシモポイント④
休憩スポットも充実。パパ・ママが喜ぶ設備&サービス

広い館内を巡った後は、自動車にまつわる材料などで作ったスタイリッシュなチェアが並ぶバーチャルファクトリーへ。自動車ができるまでの工場のリアルな映像を、ゆったりと見学できます。

 

そのほかに館内には、無料で利用できる休憩所も完備。

 

 

ランチタイムは、赤煉瓦の壁や鋸(のこぎり)屋根に囲まれた中庭を望むミュージアムカフェも人気のスポットです。

 

 

また、中庭は飲食OKなので、天気の良い日は外に出てお弁当を広げながら、ピクニック気分を楽しむこともできます。

 

 

トイレにはおむつ交換シートや補助便座があり、ベビーカーの貸し出し、授乳室、ロッカーなど小さい子ども連れの家族に嬉しいサービスも満載です。

 

 

お楽しみの締めくくりは、ミュージアムショップへ。繊維機械館で実際に織られた布から作るトートバッグなどの布製品をはじめ、同館オリジナルのアイテムがずらり。お土産選びにもぴったりです。

 

家族連れが重宝するサービスや設備がそろう「トヨタ産業技術記念館」。

 

手から、目から、耳から、モノづくりの現場を体感し、心置きなく楽しむことができる環境が整っています。大人にとっては懐かしく、子どもにとっては新鮮な発見や驚きがいっぱいです。

 

施設情報

トヨタ産業技術記念館

■住所:名古屋市西区則武新町4-1-35
■電話番号:052-551-6115
■営業時間:9:30〜17:00(入場受付は〜16:30)
■定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始
■駐車場:あり(220台、無料)
■料金:大人500円、中学生・65歳以上300円、小学生200円
■URL:www.tcmit.org
■アクセス:名鉄名古屋本線「栄生駅」より徒歩で約3分、名古屋駅バスターミナル11番のりば「なごや観光ルートバス“メーグル”」乗車「トヨタ産業技術記念館」(敷地内)下車すぐ
■お得な情報:メーグル一日乗車券の提示で2割引など、各種割引あり。夏・冬・春休みなど学校の長期休業期間中は小学生の入場無料
■公式サイト:なし

 

※掲載している商品は、特別な表記がある場合を除き、消費税を含んでいます。
※掲載している定休日に、正月・GW・夏季休暇は含まれていません。
事前に確認してからおでかけください。
※掲載内容は、2022年6月30日現在のものです。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。
公式サイト・SNSで確認してください。

みんなのコメント
口コミ件数:
総合評価:
※口コミの削除・ニックネームの変更は「会員登録/ログイン」ボタンからログイン後「マイページ」から設定できます。
記事にコメントをするには会員登録が必要です。

おすすめ記事