受験を控える小学校高学年〜中学生 自宅学習での“つまずき攻略”が礎に

受験を控える小学校高学年〜中学生 自宅学習での“つまずき攻略”が礎に

目次

小学校高学年から中学生にかけての自宅学習の大切さって?

小学校高学年から中学生にかけて、学習の幅が広がるって聞いたよ!

ワイファイ
アンアン

そうなのよ。子どもたちが勉強についていけるか不安なのよね…。

学校や塾も大事だけれど、やっぱり自宅で勉強する習慣を身に付けさせてあげたいな。

ワイファイ
アンアン

うんうん。自宅学習が成績UPの土台になるって聞くしね!

学習範囲が広がる小学校高学年以降は、自宅学習への取り組み次第で差が広がりますよ。中学受験や高校受験はもちろん、将来を見据えた自宅学習の重要性について解説します!

菊地先生

不安定な教育環境を補うためには、自宅学習が不可欠

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新しい学習指導要領への移行、コロナ禍の影響など、今、子どもたちを取り巻く教育環境は決して安定しているとは言い難い状況です。菊地先生は「予定していた範囲まで授業進行が間に合わず、残りの範囲はプリントで自主学習によって補う」「教科書の順序通りに授業が進められない」など、授業運営に苦慮している学校や先生が多いという現実を考察します。

さらに先生たちは「学内の感染症拡大対策」「児童・生徒の精神面でのフォロー」など、イレギュラーな対応を求められるシーンが増えているという実情も。教科書の内容をきめ細やかに、丁寧に解説をしながら進めるということが困難な状況なのです。

そんな中で最も大きな影響を受けているのが、児童・生徒や保護者の方々。「まず、学校にすべてを求められないということは念頭に置くべきでしょう。その上で授業レベルの学習をしっかり定着させるためにも、自宅学習の重要度がますます高まっているのです」と菊地先生は訴えます。

 

親子で話し合い、自宅学習に関するルール決めを!


小学校高学年に差しかかる年代について菊地先生は「算数の割合問題に象徴されるように、学習面でのつまずきが増してしまう時期でもあります」と分析します。加えて精神面や思考面での変化も、学習格差を広げる要因の一つに。

「小学校4年生、5年生頃からは自分自身を客観視できるようになるため、できていないことを認め始める。そのまま6年生へ進級すると、最上位学年になったプライドから、強がってできないことをあやふやにするという状況にも陥りがち。ここで放置してしまうと“中1ショック”や“中1ギャップ”と呼ばれるように、学校や学習への嫌悪感を増幅させる可能性が高まってしまいます」と警笛を鳴らします。

中学校になると、小学校に比べて倍以上の学習量が必要となってくるため、小学校高学年でのつまずきを引きずることで、大きな差につながってしまうリスクが増します。「小学校高学年の頃から、学校以外の時間をどのように使うかを親子で考え、いつ何に取り組むか、日々の生活リズムの中においてどのようなタイミングで学習の時間を確保するかということを約束することが大切。自宅学習の習慣が身に付いていない場合にも、保護者からその重要性を伝えて勉強に向き合えるようサポートする、ルールを決めるということを意識してください」と促す菊地先生。

この時期の自宅での過ごし方は、後々の学習に臨む際のハードルの低さや、学習の進度に大きく影響を及ぼすのです。

 

子どもの気持ちに共感しつつも、ルーティンを崩さない声がけを


親子で自宅学習に取り組む際の注意点を菊地先生に伺うと「自宅学習をルーティン化させ、定着させる過程では、保護者の方の優しさが裏目に出ることも」という意外な指摘が飛び出しました。その真意について「高学年になるとクラブ活動が始まったり、習い事があったり、学習塾に通い始めたりと、学校以外の時間も忙しなく過ぎていきがち。そんな時、保護者の方が引いてしまうことはタブーです。“忙しいんだね”、“大変だよね”と共感はしつつも、勉強しなくていいという解釈に至らせるような言葉がけはしないでください」とアドバイスします。

気持ちの揺れは認めつつ、「今日は疲れているなら得意教科だけにしようか」など細かい調整は加えながらも、ルーティンを崩さないように導くことが保護者の重要な役割。「保護者の方が弱気にならないこと。お子様の気持ちを慮るだけではなく、サポートするという意識を持ち続けてください」と言葉をかけます。

 

わかりやすさが特徴の「デキタス」で、自力で解決する力を養う


菊地先生は「小学校高学年から中学生にかけて、子どもたちにとっては学習の負荷が大きくなる時期。だからこそ、早い段階から“自分で解決する力”を養っておくことが大切」と助言します。

「デキタス」には、初めはできなかった問題も「繰り返し取り組むことで理解できるようになった」「自分の力で解答に辿りつけるようになった」など、多くの“できた!”の声が寄せられています。

「これは単元ごとのセットが短時間にまとめられているので、集中力が高い状態でやり遂げることができるという『デキタス』の長所が活きている証です。また、かみ砕いた解説や自力での理解を促す独自の表現など、当社の講師陣が試行錯誤の上に編み出した非常にわかりやすい構成も、自分で解決する力を育んでいます」菊地先生はこう続けます。

「一度目にしただけで記憶できる人というのは、ほんの一握りの才能を有する人だけです。時間が経過すると“学んだことは忘れる”という大前提のもと、自分で考えながら繰り返し取り組むことで、定着させていくことが大切です」

反復することで“忘れることを防ぐ”という感覚で、日々の自宅学習を続けることは中学受験・高校受験、さらには将来を見据えた上でも重要な礎になるのです。

 

ワイファイくんの
今日のまなび

  • 学校の授業だけでカバーできない部分は、自宅学習で補わないといけない

  • つまずきが小さいうちに攻略するためには、勉強する時間を親子で決めることが大事

  • どんなに忙しくても、毎日の習慣はくずさない

  • わかりやすさを追求した「デキタス」なら、自分で考えながら繰り返し取り組める

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