受験を控える小学校高学年〜中学生 自宅学習での“つまずき攻略”が礎に

学習習慣を定着させる近道は強制ではなく“見守る”スタンス

目次

子どもたちのやる気を応援する、親としての心がけは?

子どもたちが学習の習慣を身に付けられるように、家族でがんばってサポートしないとね!

ワイファイ
アンアン

でも、小学校高学年から中学生って難しい時期でもあるのよね…。

たしかに。声かけや勉強方法も工夫しないと、子どもたちのやる気を下げてしまうかも!

ワイファイ
アンアン

子どもの勉強を応援する上での注意点やタブーは、親として知っていきたいものよね。

心身共に大きく変化、成長する時期だからこそ、気持ちに寄り添ったサポートが求められます。「学習習慣を定着させるための注意点」や「保護者がやってはいけないタブー」など役立つポイントを紹介しましょう!

菊地先生

プロセスをほめ、成功体験を積み重ねる


学習習慣をルーティン化し、定着させるためには、家族みんなで意識を高めて取り組むことが大切です。その際に注意すべきことや、より効果を上げるための取り組み方を家族で共有しておきましょう。

菊地先生は「子どもの気持ちを高めて継続させるためのポイントは、小学校低学年と同様、プロセスをほめること、頑張りを認めること」と強調します。「特に低学年の頃よりも勉強内容が難しくなり、結果が出ない場面が多くなるこの時期。ほめるチャンスを減らさないためには、プロセスに着目してください」と話します。

また、成功体験を増やすテクニックとして、得意な科目やジャンルについては先取り学習を促すのも有効な方法です。「得意な分野については少し負荷をかけてでも勉強を先に進める。そうすることで、学校の授業に臨む際の余裕が生まれますよね」。

そうすることで「授業中に積極的に挙手ができる」というプラスの連鎖に。家の中で保護者からほめられることに加え、自宅学習を頑張ったことで家の外でもほめられる。このような成功体験を一つずつ積み重ね、好循環を生むことが、学習の習慣化を成功に導くための鍵となるのです。

 

思春期には“付かず、離れず”の距離感を保つことを意識


学習を促す際、保護者が子どもにかける言葉についても、年代ならではの留意点があると菊地先生は話します。小学校高学年の間は、低学年の頃とそれほど大きく変える必要はなく、前述の通り「ほめるチャンスを多くつくること」「結果よりもプロセスや姿勢をほめること」がポイントに。

「ただし、思春期の影響が顕著になる中学生以降は、保護者と話したがらない子どもも増えてくるでしょう。この時期には“付かず、離れず”を心がけ、あれやこれやと言わないよう意識してください」とアドバイス。

思春期に差しかかる子どもたちにとっては、「できないことも自分で気付くこと」「突破する道筋を自分で見い出すこと」が大切。学習のスタートを切れるように、出発点では寄り添うものの、その後は「困ったこと、サポートが必要な時があったら声をかけてね」と伝え、頼れる環境を整えることに注力すると良いそうです。

「子どもたちは自分で考え、もがいている時期でもあります。そういった時期に保護者ができることは、味方であることは伝えつつも、追い込まない、追い討ちをかけないことです」と語る菊地先生。

多感な時期だからこそ見守り、陰からフォローするスタンスへの切り替えが大切なのです。

 

「デキタス」なら、学習進度を確認できる頼れるツールも充実


習慣化を成功させるもう一つの決め手は、学習の環境づくりです。

「基本的に学習するスペースは、リビング・ダイニングなど、保護者の方の目が届く範囲がおすすめです」と菊地先生。「もちろん、テレビを消す、集中力を削いでしまうような物は片付けるといった配慮は必要ですが、小学校高学年から中学生にかけての子どもにとっては、一人で部屋に閉じこもって集中力を持続することの方がハードルが高いと思います」とのこと。

移動できるテーブルであれば、壁に向くように場所を変える、背もたれを壁に沿うように向きを変えるなど、子どもが一番落ち着く状態に多少カスタマイズすることで、学習に向き合うスイッチが入るそうです。

また、両親が共働きという世帯も増える中、子どもが一人の時間に学習に取り組むという家庭も多いと思います。「そういった時には、例えばデキタスが提供しているデキタスノートを活用してみてはいかがでしょうか。これはプリントアウトして使う穴埋め式のノートです。学習後に保護者の方が丸付けをしながら学習の過程を一緒に確認できるなど、紙ならではの優位性を活かし、コミュニケーションツールとしても重宝します」と菊地先生。

また、学習の進捗や履歴を確認するためには、デキタスの学習カレンダーも便利。カレンダー上で学習量や達成度を確認できるので、時間のない保護者にも有効に活用してもらえるツールです。

 

自宅学習の一番の目的は、学校の授業内容を理解し、定着させること



菊地先生は「学校の授業の大切さ」に関しても考えを語ります。「自宅学習が疎かになりがちなパターンとして、“学習塾へ通塾している”ことに対する保護者の過大な安心感も挙げられます。しかし学習塾に通う日は、難関校の受験を視野に入れているような児童・生徒や受験生を除けば、多くても週2〜3日程度。1週間の半分以上は塾に通っていない日があるわけです」と分析。

「さらに学校と塾のW宿題があるわけですから、ここで自宅学習のルーティーンを崩しては意味がありません。基本となる学校の授業内容をしっかりと定着させるためにも、理解しやすい教材で効率よく、学習基盤を構築するようにしましょう」

学校の授業内容の反復として、習った単元を「デキタス」で復習する。あるいは学校の授業の前にアニメーション動画を見て、予習がてら予備知識を入れて授業に臨む。そうすることで授業中の理解度が高まり、学校での成功体験が増す、優越感を得られるという効果も。子どものペース、ご家族のライフスタイル、学習の進度や環境に合わせて、さまざまな活用方法が選べるのも「デキタス」の大きなメリットなのです。

 

ワイファイくんの
今日のまなび

  • 自宅学習を頑張ってみんなにほめられると、子どものやる気は倍増!

  • 保護者が見守ってくれていると感じることが、自主的な取り組みにつながる

  • デキタスノートや学習カレンダーで、今日の頑張りを一緒に確認できるから安心

  • 学校の授業内容の予習、復習には効率よく学べる「デキタス」が大活躍!

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