4_苦手を克服するには

苦手科目の克服はどうすべき? 「学習計画」と「ルール」を親子で共有しよう!

目次

苦手意識をなくし、全体の学力を底上げするには?

小学校高学年から中学生にかけて、学習範囲が広くなってきたよね。

ワイファイ
アンアン

だんだん、難しいと感じる単元や、苦手意識がある科目も出てきたみたい。

受験や先々のことを考えると、早い段階で苦手を克服しておけると良いかも。

ワイファイ
アンアン

そうだね。今からできる苦手克服のための対策って何だろう?

苦手意識を持つかどうかは、保護者の声掛けによっても大きく影響します。自宅学習の中で、苦手科目も含めて全科目の基礎レベルを徹底しておくことで、受験時の足かせとならないように学力の底上げを目指しましょう。

菊地先生

できなかったことを指摘するより、成果に目を向けてほめる


学習内容の幅が広がり、複雑化するなど、求められる能力もレベルも格段に高まっているという現代の教育事情。一方で、コロナ禍の影響などもあり、ゆっくりと腰を据えて学習に向き合う時間は許されず、忙しく進んでいく授業に不安や虚無感を抱いている子どもも多いのではないでしょうか。

学習の負担が大きく、活動制限などの影響から、晴れやかな気持ちになり難い学校生活を送る子どもたち。だからこそ保護者の方が“いつも見守っている”という思いをほめ言葉として伝えることは、学習意欲を高めるためにとても意義のあることです。

例えばテストの結果を前にして、点数が悪かった数学について問い詰めるのではなく、成果が上がった英語のことをほめる。そうすることで、子どもの中には“大変な中で頑張ったことをしっかり評価してもらえた”という自信が育まれますし、苦手意識を強く持たせないことにもつながります。

 

全科目の基礎学習をルーティンに組み込んで定着を図る


今後、求められる思考力や発信力、応用力などを鍛え、将来花開かせるためには、教科書の基礎レベルを盤石にしておくことが不可欠です。一方で、学校の授業の進度に波があったり、宿題のプリントは英語と数学といった限定的な科目しか出さない学校があるなど、教科書の内容を着実に定着させるためには、学校ベースの勉強や課題だけでは十分とは言い難いのが現状です。

そこで学習の核としたいのが、学年ごとや学期ごとの学習内容に基づいた自分ならではの学習計画を立てること。苦手科目をつくらない、あるいは苦手意識が致命傷にならないように、宿題がない教科や難しいと感じる教科も含めて日々のルーティーンに組み込み、目標を立てましょう。

もちろん中学生にもなると、学習内容の幅が広がり深度も深まっていくので、保護者の方が全科目分の学習内容をきちんと理解し、強弱をつけながら学習計画に対してアドバイスすることは非常にハードルが高いこと。保護者が子どもたちに付き添って学習計画と目標を立てる時のポイントは「全科目、基礎レベルはしっかりとおさえて定着させる」というルールを共有することです。

「全科目、基礎レベルはマスト!」という約束事だけを徹底する。それによって、テストや受験時に足を引っ張るような致命的な苦手科目をなくし、全体の学力レベルを底上げしていくことを、日々の学習の目標として親子で共有しましょう。

 

受験が近づいたら“苦手は基礎、得意科目で加算”と取捨選択


学習計画を立てる際に注意したいのが、あくまでも子ども主体で考えるように導き、“自分で立てた計画”という実感を持たせること。保護者は、子どもが立てた計画を確認する程度にとどめましょう。思うように学習がはかどっていない時にも「何でやらないの!」と一方的な言葉を向けるのではなく「どんな計画で進めているの?」「今日はどこまでやる予定なの?」と自ら確認をさせるように問いかけてください。

前段落で解説した通り、日々の学習の中では、全ての科目に対して基礎レベルを必須として進めます。その上で、受験が近づいた時の考え方として覚えておきたいのが「全科目を得意にすることは望まない」「全てを克服しなくても良い」という思考を持つこと。受験までの時間が限られている状況下では、苦手な科目をプラスに引き上げるために膨大な時間を費やすよりも、平均レベルで比較的取り組みやすい科目を伸ばす方が効率的です。

受験までの限られた時間で、すべてを完璧にすることは非常に困難なことです。「この科目は苦手だから、基礎だけを徹底的に反復する」「得意な科目は発展問題や解き直しを繰り返し、1点でも多く加算する」というように、時には諦めも肝心。取捨選択することを心がけましょう。

 

学びのステップが明確な「デキタス」を活用し、学習計画を親子で共有



今回のコラムでの解説から苦手科目を克服するためのポイントをまとめると、大きく2つ挙げられます。

日々の自宅学習では、全科目基礎レベルは抑えて定着を図ること。その上で受験が間近に迫ってきたら、苦手意識のある科目は基礎力のキープに徹し、得意な科目で得点を積み上げるという取捨選択をすること。

この見極めと学習計画を無理なく実現できるのがオンライン教材「デキタス」です。「デキタス」のベースとなる日常学習のステップは、単元ごとの授業動画と〇×チェックの後、基本問題が設定されています。そのため苦手・得意にかかわらず、全科目に対してもれなく基本問題までは完璧にするというルールを親子で共有することにより、全体的な学習の底上げを実現できます。さらに得意な科目や興味を惹かれる単元についてはチャレンジ問題に挑戦し、応用力を身に付けることができます。

加えて、基本問題やチャレンジ問題で間違えた問題が自動で蓄積される「キミ問ピックアップ」に取り組めば、苦手科目の対策はばっちり!学習のステップがわかりやすい設定になっているため、勉強に取り組む本人のみならず、保護者の方が学習の進度を確認したり、学習計画の軌道修正を提案したりする際にも大いに役立てることができるのです。

 

ワイファイくんの
今日のまなび

  • 成果をほめることで、苦手意識を持たせない声掛けを!

  • 全科目“基礎は必須”というルールで学力の底上げを図る

  • 受験が近づいてきたら、苦手科目と得意科目で取捨選択をする

  • 学習のステップがわかりやすい「デキタス」で学習計画を立てる

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