2023J制覇へ〜挑む準備は整った〜 予想フォーメーション編

2023J制覇へ〜挑む準備は整った〜 予想フォーメーション編

元デンマーク代表のストライカー、キャスパー・ユンカー選手をはじめ、実力派揃いの新戦力を獲得し、タイトル獲得が期待される我らがグランパス。2023シーズンは、どんなフォーメーションでどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。グランパスOBの増川隆洋さんに2023シーズンのグランパスを占ってもらいました。

前編はこちら

ユンカーとマテウスのホットラインでゴールを量産 2023シーズンの予想フォーメーション

2022シーズン途中に4バックから3バックへ移行したグランパス。1試合当たりの失点数が3バック採用前の7試合が1.29点なのに対し、採用後の28試合は0.93点に減るなど守備が改善され、安定した戦い方ができるようになりました。

「3バックをベースに戦っていく」と長谷川健太監督が明言している通り、2023シーズンもバックが基本布陣となる模様です。
そこで気になるのが、どんなメンバー、どんなフォーメーションで戦うのかということ。増川さんにズバリ予想してもらいました。それが下記のフォーメーションです。

「これが一番落ち着く形ではないですかね」と増川さんが予想するのは、ワントップに新加入のユンカー選手を置き、2022シーズンのチーム得点王マテウス・カストロ選手と4年ぶりにグランパスへ復帰した和泉竜司選手をツーシャドーに置く、3-4-2-1の布陣です。

攻撃の核となるのは、もちろんユンカー選手とマテウス選手。「2人ともスピードとテクニックに優れた選手なので、相手ディフェンダーからしたら、かなりの脅威になることは間違いないですね。2人が噛み合えば、ゴールの量産にも期待できるのでは。ホットライン形成に期待したいですね」

この2人だけではありません。足元の技術に定評のある和泉選手、スピードスターの永井謙佑選手、前線への推進力がある重廣卓也選手、ブレークが期待されるドリブラーの甲田英將選手など攻撃のタレントは豊富に揃っています。

「たとえば、永井選手を先発で起用して前線からしっかりと守備をしてもらい、勝負どころでユンカー選手を投入するという手も考えられます。あるいは、スタミナがあって守備もしっかりできる重廣選手と永井選手を同時に使い、前から激しいプレスをかけ、高い位置でボールを奪い、素早い攻撃を仕掛けるのも面白いですね。ゲームプランや対戦相手の状況によって、いろいろな選手の組み合わせが考えられます。2022シーズンのように得点力不足に苦しむことはないと期待したいですね」

一方の守備陣では、2022シーズンのレギュラーだった左ウイングバックの相馬勇紀選手の代わりには内田宅哉選手、ボランチのレオ・シルバ選手の代わりには新加入の山田陸選手、3バックの一角に野上結貴選手を起用するのではないかと増川さんは予想します。

「何人かの選手は入れ替わりますが、ゴールキーパーのランゲラック選手、センターバックの中谷進之介選手、藤井陽也選手、ボランチの稲垣祥選手とセンターラインには盤石のメンバーが揃っているので2023シーズンも安定した守備を披露してくれると思います」

攻守にバランスの取れた選手が揃った2023シーズンのグランパス。目標はもちろんタイトルの獲得です。

「守備はある程度計算できるので、攻撃陣の奮闘を期待しています。ストロングポイントである堅い守備をベースに、攻守で相手を圧倒するサッカーを見せてほしいですね。ユンカー選手がうまくはまり、シーズン序盤に連勝して勝ち点を伸ばすことができれば、優勝争いをするだけの力のある選手が揃っていると思います。ACL出場は最低限のノルマ。最低でも何か一つはタイトルを取ってくれることを期待します」と増川さん。

2023シーズンの開幕は2月18日のアウェー横浜FC戦。グランパスの躍進に期待しましょう!

もしも増川さんが監督だったら… 4バックで右サイドから迫力ある攻撃を展開

ここまで増川さんに予想フォーメーションと2023シーズンの展望を聞いてきましたが、ここからはちょっとおまけ。もしも増川さんが監督だったら、どんなフォーメーション、メンバーを起用するか考えてもらいました。

悩んだ末に増川さんが「こんなチームを見てみたい」と披露してくれたのは4バックをベースにした4-1-4-1の布陣です。

ポイントは4バック。守備的な3バックより、攻撃の枚数が増え、より厚みのある攻撃ができる4バックの方が見ていても面白いサッカーができるというのがその理由です。

「中谷選手と藤井選手のコンビであれば2人でも十分に守れると思うので、ぜひ4バックにチャレンジしてほしいですね。このフォーメーションにしたのは、マテウス選手の攻撃力を最大限に活かすため。サイドからの切り崩しが、彼の一番の良さだと思うからです。オーバーラップの得意な森下選手がうまく絡めば、右サイドからの攻撃はJでも一二を争う破壊力があると思います。このフォーメーションも悪くないですよね? 一度試してみてくれないかな(笑)」

シーズン開幕前のこの時期は、こうやって自分なりのスタメンやフォーメーションをあれこれ考えてみるのも、サッカーの楽しみ方の一つ。あなたもぜひ、「自分が監督ならこうする」という理想のスタメン像を考えてみてはいかがですか。

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