低年齢期はほめて伸ばそう! 高学年につなげる自宅学習のすすめ

低年齢期はほめて伸ばそう! 高学年につなげる自宅学習のすすめ

目次

 

進級進学の季節を迎え、お子さんたちも保護者の皆さまも新たな気持ちで迎える春。
楽しみと同時に気がかりなことと言えば、勉強のことではないでしょうか。

早期学習の大切さが叫ばれる中、何歳頃からどのように学習習慣を身に付ければ良いのか悩みますよね。
そこで、オンライン学習教材「デキタス」の監修・サポートをする城南進学研究社の菊地先生に、自宅学習の大切さを伺いました。

 

  • 自宅学習は早く始める方がいいって言われるけど、何歳頃からどうやって始めるといいの?

菊地喜文先生

菊地 喜文 先生
オンライン学習教材「デキタス」の監修・サポートをする城南進学研究社の講師。
大学受験予備校や個別指導での小・中・高校生への学習指導に30年従事し、保護者様とも学習面の悩みや相談を多く受けてきた。中3生、一児の父。

自宅学習を始めるなら小学校低学年がおすすめ!楽しみながら学べる教材を選んでみてくださいね。

自宅学習を始める好機は、親の声が届く低学年期から

 

約10年ぶりに改訂された新しい学習指導要領は、移行期間を経て小学校では2020年度から、中学校では2021年度から全面実施となりました。
小学校中学年からの外国語教育導入、小学校におけるプログラミング教育の必修化など、子どもたちの学習範囲は確実に広がっています。

これはグローバル化や情報通信環境といった社会の変化、人工知能(AI)の活用といった技術革新など、目まぐるしいほどの社会の変化を見据え、子どもたちがこれからの世の中を生きていくために必要な資質、能力を踏まえた内容に合わせた改訂とされています。

このような教育の波に対応するために必要となってくるのが、未就学児や小学校低学年など、低年齢期から始める自宅学習です。
城南進学研究社の菊地先生によると「小学校低学年から高学年への移行期には、いわゆるギャングエイジと呼ばれる時期を迎え、親や先生よりも周囲の友だちとの関係性やグループでの行動を重視する傾向が強まります」と解説。

また、この頃に自分自身を客観的に捉える視点が生まれるとして、「自分の短所に気付いたり、友だちと比べて劣等感を抱いたりする」という心の変化も。

菊地先生は「親からの働きかけが効果的に働き、かつ苦手意識が付いてしまう年代に差しかかる前の低学年期に自宅学習を定着化しておくことは、後々の学習習慣に大きなアドバンテージになるのです」と、小学校低学年期から自宅学習習慣化させることの重要性を強調します。

 

  • 苦手意識が付く前の低学年期こそ、自宅学習を始める絶好のタイミングなんだね!

 

自宅学習は、集中力が持続する<年齢×1分>を目安に取り組む

 

では実際に、いつ頃からどのような習慣を身に付けておくと良いのでしょうか。
菊地先生は「始めるのは早ければ早いほど良いです」と語ります。
子どもが習慣を身に付けるには、始めてから3週間かかるという説もあります。進級・入学前の3月もしくは進級・入学して早々の4月から始めることで、学習習慣が定着した状態で好スタートを切れます」とのこと。

また自宅学習を始めるにあたっては「子どもの集中力が持続する時間<年齢×1分>の法則を知っておくことが肝要」とのアドバイスも。
小学校1年生であれば<7歳×1分=7分>を目安に自宅学習に取り組んでみましょう。

例えば1週間にまとめて70分勉強したとしても、低学年児の集中力がずっと続くわけではありません。それよりも、毎日寝る前に10分だけ学習動画を見る、あるいは朝、学校に行く前の10分だけ問題を解く時間を確保するなど、短時間で毎日ルーティン化する方が学習効率は格段に上がります」と菊地先生。

そのため、5分程度の学習動画問題を組み合わせ、1科目10分程度で構成されている「デキタス」のような教材を活用することで、知らず知らずのうちに自宅学習の継続とその定着化が図れるのです。

 

  • なるほど!動画と問題を合わせて10分なら、簡単に始められそう♪

 

“さしすせそ”と“I(アイ)”を意識してほめの引き出しを増やす

 

小学校低学年くらいまでの子どもにとっては、親からほめられることが自己肯定感につながり、年齢が上がっても記憶に残っているなど人間形成に大きな影響を与えます。
自宅学習はあくまでも過程なので、結果を求めるのではなく、ほめるポイントをたくさん見出すことが大切。繰り返しほめることで、子どもにとっての成功体験を積み重ねていくことを意識してください」と菊地先生。

ほめ方のテクニックとして、2つのポイントを伝授してくれました。
「1つは“さしすせそ”。“さすが、知らなかった、すごい、センスあるね、その通り・そうだったんだ!”というキーワードを念頭に置いて、ほめのバリエーションを増やすこと。2つ目は“I”を取り入れてほめること。
100点を取った子どもに“良かったね”“うれしいよね”と声を掛けるのではなく、あなたが喜んでいる顔を見てママも嬉しいよ、というように“I=私”の気持ちを伝えること。
そうすることで、自分の頑張りが周りを巻き込んでいると実感でき、引いては自己肯定感につながるのです」。

また、自己肯定感を育むことと同時に、この時期に重要視したいのが苦手意識を抱かせないこと。
菊地先生によると「一度苦手意識が付いてしまうと、一つひとつ取り除くことは非常に難しい。そういった意味でも低学年の間は、他者と比べてすべてに標準を求めるのではなく“昨日は解けなかったこの問題ができたね”、“今日はこの一文に集中して最後まで考え抜くことができたね”など、お子様自身の成長ポイントをしっかり見守り、ほめることで“できた”の回数を増やしていってください」と苦手意識を抱かせないコツを教えてくれました。

 

  • ママやパパにほめられると、やる気がどんどん湧いてきて勉強も楽しくなるね。

 

学ぶ、ほめる、伸びるのサイクルで続ける家族ぐるみの学習

菊地先生のお話から、小学校低学年の低年齢期に自宅学習を始めることは、後々の学習習慣に大きな影響を及ぼすことがよくわかりました。
そしてそのために大切なことは、保護者の方がしっかりと寄り添い、見守り、ほめること。

「デキタス」では「ワクワクまなぶ→ドンドンほめる→メキメキのびる」の続けられるサイクルを生むための仕掛けが満載です。
例えば学習単位は10分1セットに設定。集中力が持続する短時間に、楽しくてわかりやすい内容を凝縮しているので、小さなゴールを積み重ねられます。
また、学習内容が単元ごとに区切られているので、保護者の方にとっては、ほめるチャンスがわかりやすいというメリットも。

さらに、専用タブレットが不要なため、ネット環境があればパソコンやタブレット、スマホなどお手持ちのデバイスで学習できるのもポイント。
旅行先や待ち時間、移動中など隙間時間を有効に使い、思い立った時にゲーム感覚で学習できます。

毎日の生活のワンシーンに、無理なく家族ぐるみで学習習慣を取り入れることができる「デキタス」で、マナビサイクルを始めてみませんか。

 

  • 「デキタス」なら、思い立った時にすぐに学べるから、気軽に続けられそう!

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